毒素排出(デトックス効果)

デトックス(解毒)志向には、一種のムーブがあるようです。

 

体内の活性酸素を除去するデトックス方法は代表的なものですね。

 

例えば、「ポリフェノール」は抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があるとされているから、チョコレートやココアのカカオ成分、或いは赤ワインに含まれるポリフェノールを強調した製品を店頭でよく見かけます。

 

また、「玉ねぎの成分」には抗酸化作用があることがわかっていて、老化や病気の原因となる活性酸素を除去し、さまざまな健康効果が期待できるといわれています。

 


解毒することによって、健康を維持・増進させるという考え方は古くからあったようです。

 

日本においても、正徳2年(1712年)に福岡藩の儒学者であった貝原益軒の著した「養生訓」には、このような記述があります。

 

貝原益軒  養生訓

 

「腹中の食、いまだ消化せざるに、又食すれば、性よき物も毒となる」

 

慶應義塾大学の大道寺慶子研究員は、論文「江戸時代における毒の言説と病:『養生訓』の事例をもとに」 の中で、このように述べています。

体内で滞った食物が、毒に変じるという考え方は、江戸時代の養生書に繰り返し現れ、食べ過ぎを諌(いさ)める食養生の教えの根幹をなしている.飲食物の毒性の有無を論じるだけではなく、食べ方(暴飲暴食・ナマ物・古いものを食す)によっては、どのような食物も、胃中で腐敗して毒に変じるとされた.こうしたポピュラーな毒論は、様々な解毒タイプの売薬からも窺い知ることができる。

下の絵は、当時の江戸の賑わいを描いた浮世絵ですが、その中にこのようなものがあります。

 

薬問屋

 

この浮世絵は「薬問屋」を描いていて、店の屋根にはけとく(解毒)の看板。右側には「順血湯」の看板が見て取れます。

 

ファスティング(断食)によるデトックス(解毒)

しかし、ここでご紹介するのは、何かを摂取することによってデトックスする(ここでは活性酸素の除去)方法ではありません。

 

断食・少食(カロリー制限)を心掛け、いつも好きなだけ食べることや過食が体にとって「毒」であることを自覚して、断食状態を経て、全身の細胞や組織において再生力が高まり多くの疾患のリスクを低下させる可能性に目を向けていただきたいと思います。

 

つまり、断食は細胞レベルからデトックスを促す方法だということを理解していただきたいです。

 

色付けされた美しい神経細胞
神経細胞

 

 

渡辺医院院長の渡辺完爾医師はこのように言われています。

間違った食生活を続けていると、体に本来備わっている肝臓の解毒システムが低下します。すると細胞の働きを邪魔する毒素=有害物質(食品添加物、薬品、貴金属など)が主に脂肪などに蓄積されるのですが断食をすると脂肪が燃えるため、毒素も排出されます

 

その結果、頭痛や肩コリ、慢性的なだるさ、肌の不調、便秘、アレルギー(アトピー、喘息、鼻炎)や慢性胃炎、下痢、高血圧(軽症)、生理不順、無月経、更年期障害、不妊症、冷え性、肥満、片頭痛などが改善されることになります。

 

このように、あらゆる不調が解消されて、若々しく活力に満ちた毎日を手に入れることができるのです。

 

爽快